日本家系図学会は、およそ半世紀にわたる長い歴史を有する系譜研究団体ですが、その歩みの中では、時代の変化に応じてさまざまな変遷を経てまいりました。このたび、旧組織の伝統と培われてきた成果を受け継ぎ、新たな組織として再建されることとなりました。
今後は、こうした歴史と伝統を大切にしながら、徐々に組織の基盤と活動体制を強化し、系譜・姓氏・家紋をはじめ、幅広い歴史分野を研究する団体として、より活発な活動を展開していきたいと考えております。これこそ、再び結集した会員の皆様に共通する願いでもあります。
本会では、多くの研究者が相互に連携し、組織的な研究活動を進めることによって、史料や情報、研究成果、知識などを共有し、系図研究の水準向上を図るとともに、系譜学のさらなる発展と充実を目指してまいります。また、会員の皆様に研究成果を発表する機会を提供するため、会誌『姓氏と家系』を年二回発行するなど、研究発表・交流の場を充実させていく予定です。
さらに、幅広い分野や地域にわたる連携を通じて系図研究を深めることは、個々の家系の歴史を明らかにするだけでなく、わが国の歴史の奥行きや、その基盤・背景を理解するうえでも大きな意義があると考えております。本会のこれまでの歩みや再建に至る経緯につきましては、これまでの経過や再建趣意書も併せてご覧いただければ幸いです。
系譜をはじめ、家紋や姓氏など、歴史に関心をお持ちの皆様の積極的なご参加と、研究活動へのご協力を心より期待しております。
歴史を楽しく学び、会員相互の交流と研鑽を深めながら、さまざまな系図研究の発展と向上をともに目指してまいりましょう。皆様のご入会と積極的なご参加を、心よりお待ち申し上げております。
日本家系図学会会長 宝賀 寿男
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